今日はCommunity Oneの日
とりあえずNetBeansのトラックを聞いてきた。
NetBeansトートバッグと帽子がもらえます。
The NetBeans: Welcome, New, & Cool
NetBeans6.1や6.5での機能。
とりあえず感想として、NetBeansでWebアプリやらSwingやらを開発しやすくするために加えた機能が、結果としていろいろなアプリケーションを便利にするための機能になってるなと。
GSF
Schliemanプロジェクトのことで、NetBeansでの言語編集用ライブラリです。
NetBeans6.0でRuby、6.1でJavaScript、6.5でPHPやGroovy、ほかに作業中としてPythonやScalaやFortranや、もひとつ見逃したのですが何かに対応するようです。
EmacsやVimのような、設定ファイルによるアプローチで言語対応をできるようにするのが特徴
字句解析や構文解析、またパース処理のスケジューリングやナビゲータ対応、言語要素の抽出などを行います。
将来的には、言語のロジック実装やちゃんとしたAPIを作るということ。
そう、いまはまだAPIがちゃんとできてないし、完成してなくて変更も激しいしということらしい。
PHP対応
変数やメソッド、requireの中身、ドキュメンテーションが補完できます。もちろん実行ボタンで実行も。
リファクタリングで変数名やクラス名とコンストラクタなど、Javaと同じようなリファクタリングができます。
デバッグもできるようですが、その説明ははしょられてしまいました。
ALM Integration
コラボレーション系のなにか。よくわかりませんでした。
The NetBeans 6.1 IDE:Faster Than Ever
メシくってて聞き逃した。
NetBeans 6.1では、起動が最大40%速くなったということですが、その舞台裏だったようです。
メモリリークのテストが次のように書けるというのが魅力的。GCでちゃんと回収されるかどうかがテストできます。
DialogWizardPanel1 instance WeakedREference<Object> ref = new (instance) instance = null; NBTestCase.assertGC(ref);
あとは、6.5ではもっと起動を速く、UIのレスポンスやプロジェクトエクスプローラーの動きを速くしたりと、実行性能に注力していくようです。プロジェクトのスキャンや、保存時にバックグラウンドでコンパイルすることでビルド・実行を速くしたり。
The NetBeans 6.1 IDE for the Enterprise
Web+DBアプリケーション対応について
RESTful Webサービス
アノテーションで次のようにかけますよ、と。
@Get @ProduceMime("image/jped") public byte[] getJpg(@QueryParam("ratio") r){ return some; } @Put @ConsumeMime("application/xml") public void putXml (byte[ content){ }
で、最近Webとか興味がなかったので、まあRESTful Webサービスがなんぼのもんじゃい、とか思ってたのですが、デモでドラッグ&ドロップでTwitterにアクセスするコード書いてて考えが変わりました。
TwitterのAPIはRESTful
↓
NetBeansでメジャーなRESTful APIが登録されてる
↓
Twitter操作がらくらく
これは素敵
@javaflowerownerあてにダイレクトメッセージを送ったりしてました。
ここでジョナサンシュワルツ登場
なに言ったか覚えてないけど、会場が会場だけに、NetBeansすごいだろみたいなことを言ってたんだと思います。というか、そういうことを言ってたことだけはわかるけど、詳細はよくわかってない。
Springサポート
WebフレームワークとしてSpring Web MVC 2.5が含まれてたり、applicationContext.xmlでコード補完ができたり、リファクタリングでJavaのクラス名を変更するとapplicationContext.xmlファイルも変更されたり
Hibernateサポート
Hibernate 3.2.5がついてくるらしい。
で、設定ファイルやマッピングファイルの編集や、設定ファイルのビジュアルエディタやら、ctrl+クリックによるリンクやら。
もちろん、リファクタリングでのクラス名の変更も反映されますよ、と。
Building Ajax Applications
JavaScriptサポート
ちょっと遅れて行ったら、ブラウザ上で動いているJavaScriptのデバッグをNetBeansでやってた。
ブラウザ上ではFireBugが動いてたので、FireBugと連携するんだろうか。
ブレイクポイントをおいたり、変数を見たり、普通にやってた。
これは便利そう。
Wicket
XMLファイルとかHTMLとかほとんど使わずにJavaコードだけでWebアプリができる。
Ajaxのふるまいをコンポーネント化できる。AjaxXxxってクラスでAjax対応コンポーネントが用意されてる。
NetBeans用のプラグインはプラグインポータルでとってこれる。
けど、Wicketは普通のJavaコードでなんでもやる感じなので、プラグインでやってくれることは少ない。というか、普通のJava対応エディタがあれば普通に楽になる気がする。
ってか、Geertjan、明らかにRichFacesのときよりたくさん話してて、どんだけWicket好きなんだこの人はと思った。
デモで打ち込むJavaコードを、普通はエディタに書いておいたりするんだけど、NetBeansのコードテンプレートに入れてて面白いと思った。さすがNetBeansハッカー。けど、普通のデモでやったら、NetBeansがそこまでやってくれるんだと誤解を与えそう。
Wicketについて詳しくはid:t_yanoに聞いてください。