XDocletの価値

XDocletは、使い込めば使い込むほど膿がでてくるような、非常にスジの悪いツールです。
XDT見ればひとめで圧倒されます。
作りが古くて、しかも改良されてないんですね。
設定ファイルを自動生成してくれるツールだと捉えるなら、使うべきツールではないと思います。


でも、「属性指向」という考え方を体験するためのツールとしては非常に有効でした。
デメリットも、AspectJ使ってAOP体験することに比べれば少なくて、というか、新しい考え方を体験するツールとしては無いに等しい気がします。CfrontでOOP体験とか。
クセさえ掴めば、便利には違いないし。実際の開発でもぼく以外の作業者がstruts-config.xmlやSpringのBean定義ファイル自体を気にすることはありませんでした。SpringのBean定義なんかは、読み方書き方も教えてません。へたすりゃ存在も知らない。気になりゃぐぐるだろう、程度。
おかげで、アノテーションをどう書くか、アノテーションをどう定義するかの勉強になりました。


いまさら「属性指向」勉強するためにXDoclet使うもんじゃないですけどね。5.0でアノテーション使えと。で、実行環境を5.0にできないようなプロジェクトだとXDoclet使わず普通の便利ツール使ったほうがいいですね。
Web+DB PRESS Vol.26XDocletの記事も、「今から使え」じゃなくて、すでに使ってる人向けのまとめという感じで書いてました。まあ、あの記事書いたときに今くらいまとまった考え方ができてれば、もうちょっといい記事になったと思うんですけど。