直列6気筒

理論的には、単列のエンジンとしては直6は理想的な形らしいです*1。4気筒に比べると信じられないなめらかさです。
4気筒の排気音が「ブォ〜」っていう感じなのに対して6気筒の排気音は「モォ〜」という感じです。


ちなみに排気音の違いを耳にたたきこむには、ドリフトをするのがお勧め。
スピードレースの場合は高負荷の状態の車はあっという間に通り過ぎてしまうし、ジムカーナの場合は高負荷になったと思ったらすぐブレーキングなので、排気音が覚えれないのです。ドリフトの場合は、高い回転数で遅いスピードでそのへんをうろうろしてるので、いやでも耳に残ります。
おかげでスカイライン・S13シルビア前期・S13シルビア後期・RX-7ハチロクの排気音は判別できるようになりました。ロータリーの排気音は「ダダガダダガ」っていう3連符です。
あ、でも、よい子のみんなは公道でドリフトの練習するのはやめましょうね。オノを持ったオッサンに追いかけられますよ。


で、直列6気筒
日産の直6は、もともとBMWのコピーなのですが、そのBMWの直6がかなりいいらしいです。BMWに乗っている人は、そのフィーリングが忘れられなくなってBMWを乗りつづけるとか。
でもそんな直列6気筒も、空気をまんべんなく送り届けるのが難しいとか長いクランクの強度を保つのが難しいとか、重くなるとか長くなるとかいろいろ欠点があります。
この中で致命的なのが長さです。
4気筒やV6であれば、車軸の内側にエンジンを持ってくることが可能なんですが、直6だと難しいんです*2。同じ重さでも車軸の外側と内側にあるのでは大違いです。
はぶさんが助手席に乗っていても「なんだか重いな」というくらいでそれほど気になりませんでしたが、もしはぶさんがボンネットにしがみついていたら・・・想像すると怖いですね。


ともかく、エンジンが長いと不利なんです。
感覚としては車の向きを変える前にエンジンの向きを変える操作が必要になる感じです。スカイラインのフロントがダブルウィッシュボーンなのは、ストラットだと曲がらないからだと思いました。
シルビアの場合は、どんなスピードからでも向き変えれますよ*3という感じなんですが、スカイラインだと何か儀式が必要な感じ。
場数の違いというのもあるので、9月は「ジムカーナ場へ行こう」です。

*1:V型だとV10が理想的とか言われてますね

*2:メーカーがV6に移行してるのはクラッシャブルゾーンとか安全性からのようです

*3:向きだけ変わってそのまま直進というのもアリ