テストしやすい設計がいい設計?

「テストしやすい」ことが、良い設計(EoT=Ease of Testing):An Agile Way:オルタナティブ・ブログ
それは指標としてなら賛成だけど、目標とするのはどうかな?という感想。
つまり、いい設計とテストのしやすさが相関があるということには異論はないけど、設計の指針としてテストのしやすさが前面にきてしまうのは、なにか危うさを感じるということです。
ぼくは、テストのしやすさやメンテナンス性というのは結果としてついてくるものだと思っていて、複数の選択肢があって迷ったときにはテストのしやすさやメンテナンス性の高いものを選ぶという考えをしてます。
よい設計とテストのしやすさに「相関がある」という以上の強い因果関係があるといえないんじゃないかなと。
他の業界でテストのしやすさが重点おかれるとしても、ソフトウェアではどうなのかと。
それに、たとえば、S13シルビアでは助手席側のフレームに切り欠きがあって、あれはメンテナンスのためだと思うんですけど、明らかに剛性にマイナスで乗り味を悪くさせているので、いい設計と言えるかどうか*1
テスト至上主義になってしまうと危ういかなと思います。


追記: id:tpircsさんのところで、平鍋さんのところへのリンクとぼくのリンクとtpircsさんの意見と、3通りの意見が並んでいますが、こういう3つの意見が同時にある状態が一番いいと思います。

*1:あれのおかげかどうかわからないんですけど、本来難しいはずの運転席側に進むドリフトがシルビアではメチャクチャ簡単で、そういう意味ではいい設計かも