フィジカルの練習問題(易3)

解答例と解説は、手元の仕事が片付くまでちょっとお待ちいただくとして、易しめの問題をもうひとつ。プログラムは簡単ですが、問題を読み解くのが難しいかもしれません。
移動平均を求める問題です。
移動平均というのは、例えば株価や売り上げデータを分析するときに、ある日付のデータをその前の数日分を平均して求めていく方法です。たとえば、8月1日から8月30日までのデータがあるとき、6日移動平均を求める場合は、8月10日の点として8月5日から8月10日までの6日分のデータを平均したもの、8月11日の点として8月6日から8月11日までの6日分のデータを平均したもの、という風に範囲を移動させながら平均をとる分析方法です。
http://www.skc.or.jp/qa/idouheikin.html

問題.1

次のデータの6データ移動平均を求めよ。

10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
 0  0  0  0  0  0  0  0  0 10
 0  3  5  7 10 10  9  8  7  6
 5  4  3  2  1  0  3  5  7 10

少なくとも小数点以下2ケタを表示すること。平均を取るときにデータがない部分は値を0とする。
プログラムは、平均を求める区間の長さを変更しやすいように組んでおくこと。たとえば8データ移動平均を求めるときはプログラム内のひとつのパラメータを変えるだけで求められるようにする。

※計算結果の最初の部分は

1.67 3.33 5 6.67

となります。

問題.2

移動平均を求めるときは、求める位置のデータにその前のデータを足して2つ前データを足して・・・5つ前のデータを足して6で割ることで、求めるデータを得る。
それでは、求める位置のデータからその前のデータを引いて2つ前のデータを足して3つ前のデータを引いて4つ前のデータを足して5つ前のデータを引いて6で割るとどのようなデータが得られるか?つまり、求めるデータの奇数個前は、データを引く。
前の問題と同様に、プログラムは、平均を求める区間の長さを変更しやすいように組んでおく。

※計算結果の最初の部分は

1.67 0 1.67 0 1.67

となります。

問題.3

元データ・問題.1の結果・問題.2の結果をExcelなどでまとめてグラフに表示して、それぞれがどのような関係になっているのか考えよ。