プリウスや太陽電池は製造時の環境コストを回収できる?

プリウスは、トヨタによると普通のガソリン車に比べて製造時でも環境負荷が小さいらしい。
toyota.jp プリウス > 環境仕様


で、はっきりいってそんなことありえないので、なんかおかしいと思ったら、ハイブリッド関連が計算に含まれていないとか。Assyでデンソーあたりから購入してるから含めてないとかかな。それが本当だとしたら、かなり意味ない。
とりあえず、どこかのブログには2万キロ走ったらトントン、ということが書いてあった。
トヨタ・プリウス - Wikipedia
追記:プリウスのサイトのグラフはLCAだから走行時も入ってますね。製造時は確かにガソリン車より負荷が高い


khwarizmiさんの書かれてる、太陽電池がペイするのに2.4年というのは川崎重工のサイトにもありました。
太陽光発電システム(ソーラー発電システム)のよくある質問


でも、一方でこんな指摘も。

従って、上記のようにペイバックタイムは20年以上となる。しかし一般的に報道などされる例では2、3年となっているが、それは「作るときのエネルギー」をかなり限定しているか、あるいは高額な補助金をもらった例を示している場合が多い。

http://www.numse.nagoya-u.ac.jp/F1/proftakeda/kankyou/kankyounoronten/taiyoukou.htm

まあ環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)という本を書かれてる武田先生のとこなので、数字は極端に計算してるかも。でも「太陽電池に甘く計算」ということだけど。一応、割り引いて考えたほうがよさそう。


飛行機で読んでた環境の本というのは、この「環境問題は〜」で、すごく面白かったのですが、計算して出したという数値はちょっと突っ込みどころあるなという感じでした。
別の本ですが、こういう突っ込みされてます。
http://www.kankyoshimin.org/jp/library/takeda/takeda3.html


環境に関しては、企業や自治体のいうことはとりあえず信用できないし、そこに突っ込んでる読み易い文章は極端だし、なかなか難しいです。