JJUG クロスコミュニティカンファレンス無事終了しました

昨日はクロスコミュニティカンファレンスでした。
http://www.java-users.jp/contents/events/ccc2008fall/
ぼくのところのBOFは、ぼくの企画だけあって、ぼくにとってはとても楽しかったです。
ということで、BOFのまとめ。

OpenSocialで作るソーシャルマッシュアップアプリケーション(田中洋一郎)

SNSサイトに自作アプリを表示する仕様である、OpenSocialについて。
基本的なプログラムの書き方、通信の際の構成など、実際にデモしてもらいながらOpenSocialでできることを解説してもらった。
詳しくはこちら
http://www.eisbahn.jp/yoichiro/2008/10/1017j.html


あとで帰り際に聞いた話では、OpenSocialコンポーネントを自分のサイトに載せるときには、ApacheのShingigを使えばいいらしい。
http://incubator.apache.org/shindig/

CubbyでRESTfulなWebアプリを(縣 俊貴)

JavaのWebフレームワークCubbyについて。
RESTful、つまりクエリーパラメータがないきれいな形のURLで、サイトを構築しやすいのが特徴。
あと、アノテーション使いまくりで、基本的にActionクラスとJSPだけで1ページ作れるのがいい。
http://cubby.seasar.org/


Seasar2が必要になるというのは、Strutsに比べて敷居が高いなぁ。次のバージョンではSpringやGuiceにも対応するとのこと。DIコンテナなしでも使えるようになるのかな?
単体で使えるなら、試してみたいけど。
終わったあとで、アノテーションについてちょっと要望を出しておいた。
縣さんが会場でアンケートとったのだけど、Struts使う人がヤケに少ないと思ったら、Webアプリをやってる人自体が少なかったというのが驚き。


「日本語下手ですが・・・」というネタをひろい忘れてたのが悔やまれる。

エンジニアのためのキャッチコピーの作り方(岡崎 隆之)

プログラムの話ではない毛色の違うセッション。
押し付けのキャッチコピーになると、定型的になってスルーされるよ、という話とか。
おもしろかった。
けど、キャッチコピーについて100案はなかなか作れないな〜

100行で作る分散検索エンジン(太田 一樹)

Lucene+Hadoopで分散検索エンジン作りましょうというセッション。
実際には検索エンジンのインデックス作成を分散でという話。
コードが出るのがいいな〜という要望を出してたら、Luceneのコード例もHadoopのコード例も出してもらって、とても参考になりました。
Hadoopについては、太田さんの所属する会社で解析資料を公開しているのと、CodeZineで記事も書かれているので、こちらを参考に
http://preferred.jp/pub/hadoop.html


質疑も結構盛り上がってた。
サーバー4000台でもスケールするよ、というのが発表にあったのだけど、ではミニマムはどこから割に合うようになるのかという質問したら、扱うデータサイズのほうに依存するということで、データが数十ギガバイト程度あると割に合うらしい。
業務アプリで使うには敷居たかいな〜。
太田さんの会社で作ってる検索エンジンとの違いという質問もおもしろかった。

Scalaらしいライブラリの作り方(水島 宏太)

Scalaについて。
今回は、Scalaの言語仕様についてひとつずつ説明というのではなくて、Javaのライブラリを使いやすくするにはどうするかというのをJava7で予定されているクロージャーとScalaの場合とを比較するというアプローチで説明をされていた。
これが逆に、ひとつずつ構文を説明するよりわかりやすくて、Scalaのよさがとてもわかってよかった。
このセッションも質疑が非常にさかんだった。
というか、会場でほとんどの人がScalaを知っていたというのが、今回のBOFの客層の変態さを物語っていると思う。


Scalaについてはこちら
http://www.scala-lang.org/


あとは、チュートリアル日本語訳。ただし、言語仕様がかわっていてそのままでは通用しない部分もあるかも。
http://homepage.mac.com/takashi_miyamoto/scala/ScalaTutorial.pdf

番外編。プロジェクタトラブル

一番最初、よういちろうさんの準備してたら、いきなり、プロジェクタを管理しているコンソールが飛ぶ。よういちろうマシンを操作しても、プロジェクタ固まったまま。画面が反映されない。
いろいろ試行錯誤。
で、カーテンを開け閉め。プロジェクタのOn/Offと連動してやがる。
とりあえず再起動させようと思ったら、オレンジ色の文字で

なんかなつかしいぞ。
会場の管理の人を呼んでリセットしてもらったら、青空に旗の画像。Windows95の文字。
なつかしすぎ。
まあ、なんとか起動して、10分遅れでBOF開始でした。
いろいろ時間の余裕がなくなってしまいましたが、最後の水島さんのプレゼンまでちゃんと時間でおさまったのでよかったよかった。