ライセンスの選択は自己責任

なんか、AndroidアプリをApacheライセンスで公開したらそのままGoogleマーケットに載せられて、その載せた人には誠意がない、みたいに怒ってるんだか悔しがってるんだかしてる人がいた。
http://blog.ngsdev.org/archives/android/oyadonavi/


けど、ライセンス的に問題がないんなら、怒るのも悔しがるのも筋違いだと思う。
というか、Apacheライセンスみたいな自由なライセンスで公開するってのはそういうもんでしょ、と。
「この行為自体、良心があるとは思えません。」とか「そのまま自分の名前でマーケットに突っ込むなんて!」と書いてるけど、それを許したのはあなたでしょとしか言いようがない。
「ご自由にお使いください」と書いてて、いざ自由に使ったら文句いうというのはどうかと思う。
「パクリ」とか「盗作」とかいうタグがついているようだけど、ライセンスに従ってるのにパクリとか盗作とか言われるならたまったもんじゃない。なんのためのライセンスかと。


「どう対応していいのか分からないので、とりあえず放置してみます。」ということだけど、この場合にやるべきは、次リリースからはライセンスを変更して、そのまま「マーケットに突っ込む」ということをできないようにすることだと思う。
オリジナルの想いを持った人がちゃんとメンテナンスして使いやすく改変していけば、ソースコードを得ただけの人とは差が開いていく。ソースコードを得ただけでは改変は現実的にはできない。
それに、ソフトを作るというのは自分の想いの全部を形にできたわけではなく、一部を形にしたにすぎないのだから、そこにすべての想いを載せていくだけで、単にソースをたなぼたで得た人とは差が開いていくと思う。
ライセンスを改変してメンテナンス・改良を続けていくしか挽回の道はないと思う


追記:
ライセンス条項をちゃんと満たしてるのかという話もありますが、ライセンス条項を満たしてるかどうかというのは主題ではなく、当人も「ライセンス的には問題ありませんが」としてるので、ここでは取り上げてません。