Twitterハッシュタグの一人歩き

これすごくおもしろいなーと思って。


TPPについての首相の会見のあとから「#野田の殺し方考えようぜ」というハッシュタグが流行り出したということで、見てみたら「こんなタグが流行るなんてどうにかしてる」という内容ばかりで、「こんなタグで発言してるやつはどうのこうの」と、そのハッシュタグをつけて殺し方を投稿するようなひとを批判してるものも多い。
でも、しばらく見たところで、そのハッシュタグをつけて殺し方を投稿してる人は見当たらず、なんだか藁人形をでっちあげてみんなで叩いてるような構図になってた。


それが、まとめサイトとかで「こんなタグがTwitterで流行ってる」と広まって、やはりそれを見た人はTwitterで首相の殺し方を考えることが流行ってるかのように見えるわけで、そうすると「首相の殺し方を考える人がいっぱいいるTwitter怖い」というようになって、たぶんTPP反対派の人とかはこれを見て「それみたことか」と思ったりするんだろう。


少数意見がめだつとかではなく、ほとんどいなくて誰も実物を目にしていないような意見が、総意っぽく見えてしまうとうこともあるんだなーと思った。