NetBeans7.2とPHP5.4の組み合わせが素晴らしい件

PHPは開発が簡単とか言われますが、実際になにかWebアプリケーションを動かそうとすると、ApachePHPモジュールを設定してドキュメントルートを設定するなど、準備に手間がかかりました。
特に、絶対パスが使われているサイトを2つ同時に開発するという場合には、サーバーを別に用意したりポートを変えたホストを用意したりする必要がありました。


PHP5.4からは組込Webサーバーが用意されたので、ApacheなどWebサーバーを別にたてて設定する必要なくPHPのWebアプリケーションを試すことができます。


7月くらいにリリースされる予定のNetBeans7.2ではPHP5.4に対応してtraitなどの新しい文法の補完にも対応するようですが、一番ステキ機能は、PHP5.4組込サーバーへの対応だと思います。
ということで、NetBeans7.2betaとPHP5.4組込サーバーを使ってPHPNetBeansから動かす手順を見てみます。


まず、オプションでPHPへのパスを登録します。


PHPプロジェクトを作成するとき、実行環境としてBuilt-in serverを指定します。


そうして、こういうコードを書いて実行してみます。


そうすると組込サーバーが起動してブラウザが開いて、実行が確認できます。


このサーバーの起動も一瞬で、まったく待ち時間がありません。GlassfishなどJavaアプリケーションサーバーも0.3秒で起動できるようになったとはいえ、なんだかんだで1秒くらいはタイムラグが発生します。
こういうところはPHPすごいなーと思います。