ソフトウェアエンジニアの人数に関するフェルミ推定

以前から、日本のプログラマってどのくらいいるんだろう?って思ってて、なんとなくの数字を思い浮かんでいるので、メモ的に書いておきます。
2〜3倍の差はあっても1桁は違わんだろうなーくらいの誤差感です。


まず、プログラマ全体の数。どうも、20万人〜100万人くらいな感じ。かき集めて200万人はいなさそう。
IT人材白書2017の「情報処理・通信に携わる人材」が100万人ちょい。
ある程度の機能を持ったプログラムをドキュメントやチュートリアルを見ながら自分のコードで書けるというのは、5万人〜10万人くらいではないかなと。
本を買ったりして自分で勉強する人が3〜5万人。
小さなアプリケーションをひとりで作れるレベルだと1〜3万人。
自発的に勉強会に出る人は5000人〜1万人。東京に6000人、大阪700人、福岡300人くらいかなー。*1
高階型がわかるとか、高階関数がわかるとか、ある程度「プログラム」というものを抽象的にわかっている人が3000〜5000人。
それなりのシステムを設計できるとか、DBのチューニングができるとか、それなりのコードが書ける人が1000〜3000人。
オープンソースミドルウェアフレームワークのソースを追ってコア機能に手を入れれる人が100〜300人。*2
そういったミドルウェアフレームワークを作れる人が50〜100人。
新しい枠組みを作れる人が10〜50人。

IT人材白書2017

IT人材白書2017

*1:京都市圏人口は福岡圏の10倍なのだけど、それ以上の差がある。一方、大阪圏は3〜4倍なのにそこまでの差を感じない。

*2:これは、やればできるだろう人ではなくて、実際にやれる人。上位500人くらいからは時間がかけれることも含める感じ。あと、ここでのミドルウェアフレームワークは、システムの主要部品になる程度の粒度感