AIはWikipediaやブログやStackOverflowやOSSのコードで学習してますね。 でもそういった学習材料が、AIのせいで新しく書かれなくなってきてます。
Wikipediaが書かれない
まず、AIがいろいろ詳しく解説してくれるので、Wikipediaを見なくなりました。Google検索でWikipediaを出してくれるのでWikipediaのサイトに行かなくなったというのはありますが、AIでは事前学習の知識だけで書かれたものは情報の出所がわからず、Wikipediaを意識しなくなります。
また、今までだと何かについて知りたくてがんばって調べたら、それをどこかにまとめておきたくなるので、Wikipediaを更新したりしてました。けど、自分でがんばってないのでWikipediaを更新しようとは思わないですね。
結構名が通った人なのにWikipediaに項目がない、ということもよくあります。人ではないけど、LangChain4JにはWikipedia項目がないですね。LangChainはあるけど、LangChain4Jに触れられているわけでもないし、LangChainの記述も中途半端です。
見にいかないので、修正や加筆するということもないですね。
AIが学習するからええやん、となるかもしれませんが、時系列変化に弱いです。同じサイトの履歴をたどって学習というのはなかなか難しい。
そして、公式サイトは消えます。 次回の学習時にはその情報が学習されないかもしれない。
ブログが書かれない
ブログも、今まではがんばって調べたことや実装したちょっとめんどいコードをブログにまとめてましたね。
でも、自分で調べたり実装したりしないので、まとめなくなりました。
StackOverflowに聞かない
StackOverflowの質問数のデータが話題になってましたね。
ここのデータ
https://gist.github.com/hopeseekr/f522e380e35745bd5bdc3269a9f0b132
グラフにするとこう。

AIが答えてくれるので、人に聞かなくなりました。
グラフは9月の台湾Javaイベントで話を聞いたときに作ってます。
台湾のJavaイベント、JCConf 2025での登壇準備にローカルLLMを活用した話 - きしだのHatena
※ 1/13追記
even with engagement falling off a cliff since ChatGPT’s 2022 debut, the company’s annual revenue has roughly doubled to $115 million.
Stack Overflow’s forum is dead thanks to AI, but the company’s still kicking... thanks to AI - Sherwood News
2022年のChatGPTのリリース以降、エンゲージメントが急激に悪化したけど、年間の売上はだいたい2倍になったらしい。
the questions decline in early 2023, what we realized is that pretty much all those declines were with very simple questions.
そして、2023年からの減少のほとんどが、簡単な質問であった、と。
けど、こういったサービスって、どうしょうもない投稿を底辺として育っていかないといけなくて、質の高いものだけしか投稿されなくなって裾野がせばまるのは、将来的には やはり縮小していきそう。
OSSがつくられない
なにか小粋な処理を書いて、他の人にも使えるかもなぁと思ったときってGitHubにあげてオープンソース化したりしてましたね。
でも、自分はがんばらず、AIががんばったコードは、GitHubにあげようと思わないですね。
また、既存のOSSをちょっと修正して使うとき、アップストリームにコミットをするモチベーションも無くなってきた気がします。また、コミットするにしても、コードを精査しないといけないと思うと面倒で二の足を踏んでしまいます。
他の人もAIにやってもらえばいいや、と思うのも公開しようと思わない理由になります。
まとめ
AIのおかげでネットの外に出る必要が(AI以外に)なくなって、情報を公開するモチベーションがさがって、AIが学習するデータが出なくなってますね。
