情報技術を構成する3要素の関係

情報技術を構成するのは、計算理論、それを実現するハードウェア、そしてそれらを作り使う人です。
それら3者の関係を考えてみました。


計算論は、どういう計算が可能か、計算をどのように行うかという理論です。
ハードウェアは、物理的に計算を行う装置です。
人は、計算論を使ってハードウェアに計算をさせます。


ここで、ハードウェアと人をつなぐのがユーザーインタフェースです。
ハードウェアを計算論によって実装するのがアーキテクチャということになります。
人が計算論による計算を考えるために、開発手法が必要になります。


人が計算論を使ってハードウェアを動かすために使うのがプログラム言語です。


こう考えると、情報技術でどうしてプログラムが中心になるのか、プログラムを組むときにアルゴリズムや計算理論のことだけではなく、ハードウェアのことや使う人・プログラムを読み書きする人のことを考えないといけないのかが理解できます。
逆に言えば、よいプログラムを作るには、計算論、ハードウェア、人について理解する必要があるといえます。