Redmineで作業管理すると仕事をサボりにくくなった話

会社に出勤して他の人と作業するなら、一日何も作業しなかったということはあまりないんだろうけど、家でひとりで作業してると、せっぱつまってるのに結局だらだらして一日なにも作業をしていないということが多くあって、それをとても問題に思ってました。
やらないといけないのにやってなくて、作業が遅れて気が重くなって、気が重くなるから作業も遅れてという悪循環。


作業の効率をあげるためにはRedmineなんかの管理ツールを使うことが不可欠だということはわかっていました。ただ、問題は作業にそもそもとりかかれないというものでした。
それが、Redmineの設定する気持ちの余裕がなくて後回しにしていたのを、ちょっとどうにもならないと思って作業用Ubuntuに入れて使い始めたら、作業が効率よくなるだけじゃなく、ちゃんと作業にとりかかるようになったことに気づきました。
Redmineじゃなくても、TracでもBacklogでも、作業を列挙してチェックしていけることが大事。


やる気がでないとき、まずはどうでもいい作業から取りかかることが大事だとはよく言われています。今までも、なるべくそれを実践するようにしていて、うまくいけば作業が乗りだして仕事が進むのですけど、なかなかうまくいかないことも多くありました。


結局、「どうでもいい作業を探す」というのがどうでもよくない結構負担のかかる作業だったわけです。
作業管理していない状態では、頭にあるのは比較的おおきな問題ばかりです。どうでもいい作業というのは、どうでもいいので頭には残っていません。そこで仕様書なり実装済み機能なりを見返して、どうでもいい作業を探す必要があります。けれども、仕様書を見ようとする前に、頭にある大きなめんどくさい問題が浮かんできて、どうにも気がのらないということになってしまっていたのです。


Redmineに作業をすべて列挙した状態であれば、「作業しないといけないけどやる気が出ないなー」というとき、予定工数を昇順にならべて「0.1時間」とかになっているものに手をつけていけばいいだけです。
そういう作業をしているうちに、ソースコードの概要が作業できる状態で頭のなかに広がってきます。そうすると、少々めんどい作業でも、少しの気合で手がつけれるようになってきました。


ということで、「作業効率が悪いけどどうしようか」という問題に対してだけじゃなくて、作業効率うんぬん以前の「作業にとりかかれないんだけどどうしようか」という問題にもRedmineやらBacklogやらの作業管理ツールが効果があることがわかって、仕事の進め方が少し楽になりました。