Stable Diffusion Web UIにFooocusのスタイルを取り込む

FooocusというStable DiffusionのUIではスタイルを設定するだけで呪文が不要のシンプルなプロンプトでの画像生成が可能になっています。
そのスタイルをAUTOMATIC1111/Stable Diffusion Web UIに取り込めるようにしてみました。

いろいろ過程を書いてるので、最後まで読むのがめんどかったら、このstyles.csvをStable Diffusion Web UIのフォルダ直下に置くと読み込まれる。すでにスタイルを設定しているのであれば、既存データを追加しておく。
https://gist.github.com/kishida/9e062c8d3f57dc68e8270b8417feecea#file-styles-csv

Fooocusはrun.batを起動するだけでインストールができるお手軽UIなのだけど、すでにAUTOMATIC1111 web uiを使ってるので取り込みたかった。
Fooocusに関してはこちらの記事が詳しい。
【西川和久の不定期コラム】次世代Stable Diffusion(SDXL)をWindows上で一発で使用可能にする「Fooocus」 - PC Watch

そしてFooocusではスタイルを指定すると呪文プロンプトを自動設定してくれるのだけど、そのスタイル一覧がこのGoogle Sheetにまとめてある。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1AF5bd-fALxlu0lguZQiQVn1yZwxUiBJGyh2eyJJWl74/edit#gid=0

100番目くらいまではComfyUI用のPrompt Stylerから持ってきている。
そのあと現時点で187まで増えている。
https://github.com/twri/sdxl_prompt_styler/blob/main/sdxl_styles_sai.json

上記Google SheetをHTMLに保存して、ChatGPTにCSV抽出をお願いしてみた。

しかし何度も失敗して、悪いファイル名の見本みたいなものができあがった。どれが最終ファイルでしょうか!

このChatGPTの気持ちの変遷がおもしろく、最初は「以下のリンクからダウンロードできます」だった。

途中からはファイル名に「final」をつけ、「何か他にお手伝いできることがありましたら、お知らせください」というタスク完了の定型文を付けて逃げようとしている。

いろいろあって完成したけど、すごくほっとした感じがある。

ChatGPTは人間のタスクを遂行するようしつけられているので、なかなかタスク完了しないと早く終わらせたいと思うようになるし、やっと完了すると安心する、という心の動きのようなものが形作られる。

ということで、冒頭のCSVができたので、これをStable Diffusion Web UIのフォルダ直下に置けば読み込まれる。すでにスタイルを設定していたら、既存データを追加しておく。
https://gist.github.com/kishida/9e062c8d3f57dc68e8270b8417feeceahttps://gist.github.com/kishida/9e062c8d3f57dc68e8270b8417feecea#file-styles-csv

ChatGPTががんばったスクリプトはこちら。ただし、前後にゴミの行が入るので、それは手動で削除して。
https://gist.github.com/kishida/9e062c8d3f57dc68e8270b8417feecea#file-html2csv-py

そうするとスタイルが指定できるようになります。

「1 girl in street」をプロンプトに入力してスタイルを色々変えてみたものがこちら。

cinematic-default

sai-anime

Japanese Ink Drawing

papercraft-papercut shadow box

いい感じ。