ソフトウェアの工業化というけども

よく、ソフトウェアも工業化しましょう、って言いますよね。
工場のような品質管理をしましょう、って。


そういう人たちって、量産品のマスターを作る作業を知ってていってるんですかね。
もしくは量産ではない一品モノの工程を知ってていってるんでしょうか?


量産時点での比較なんて、ソフトウェアなんか、複製が失敗することなんて考えなくてもいいくらい信頼性高いし、人の作業はゼロで属人性なんかまったくないし、工業製品とは比較にならないわけです。
部品の共通化にしても、プロフェッショナルエディッションとエンタープライズエディッションが、レジストリいじるだけ、みたいな部品の共通化が進んでます。
車の部品の共通化はすごいよ、っていうときの例って、ガワが違うだけの車を比較してるだけだったり、本来の機能とは関係ない部品の共通化だったり、フェアじゃない。


工業製品とソフトウェアを比べるなら、複製作業とマスター作成作業で比べてもあまり意味がない気が。
建築と比べる場合も、実体化の作業とその仕様を決める作業を比較しても意味ないし。建築現場でトンカンやってるのって、ソフトウェアに置き換えればコンパイル作業ですからね。