福井総裁の辞めるべき理由?

福井総裁が辞任すべき本当の理由
これが「辞めるべき理由」になるなら、日本は敗者復活ができない国ということになる。
ここに書いてあるのは、過去の就任前の出来事に責任があるということであって、いま辞めるべき理由になっていない。
2000年から2002年の出来事が書いてあるのだけど、福井総裁が就任したのは2003年のことだ。
昔暴走族をやっていた警察官は辞めろといっているのと同じ論理構造に見える。
辞めろというなら、今やっていることに関して指摘するべきだ。
今暴走族の活動を支援しているからやめろという具合に。


というか、よく見てみると「木村剛はこんなことをした。福井総裁は木村剛と親しい。だから辞めるべきだ」という文章になっている。
これだけでは、「高校のときの友達が暴走族をやっていたから警察を辞めろ」といってるのと同じになる。


ここで福井総裁が辞めるべきとか辞めないべきとかいう話をするわけではない。
森永さんが述べてる事実から、日銀総裁になってからの政策の批判につながるのかもしれない。けど、ここにはそのつながりはない。
少なくとも、この文章だけでは完結していない。
辞めるべきというなら、その過去の事実から、いまどういうことをやっているのか、今後どういう悪影響があるのかを示すべきだと思う。