ごめんなさい、やっぱりFlashプレイヤーも消えない

前回はFlashについて、プレイヤーとしてのFlashと、ツールとしてのFlashに分けて、ツールとしてのFlashは消えないけどプレイヤーとしてのFlashは消えると書きました。
でも、ここで、もうひとつ大切な視点を忘れていました。ごめんなさい。


Flashの、ツールとプレイヤーとして以外の大切な役割というのは、ファイル形式としての役割です。
Flashのファイル形式、swfファイルは、紙芝居的なアニメーションを保存するための、普及している唯一のファイル形式です。代替がありません。
アニメーションを作って、それをファイルとして配布しようとすると、swfファイルしかありません。


前回のエントリで書いたように、HTML5の枠内でswfを表示する仕組みを作ることは可能で、おそらくそういったサイトもあると思います。でも、普通にリンクに貼られているswfを自動的にそういったサイトで表示するような仕組みは今はないので、専用プレイヤーが必要です。


あるファイル形式のファイルはあるサイトを使って開くというような関連付けの枠組みができない限りは、Flashプレイヤーは必要です。
ただ、こういった仕組みは、恐らくHTML6での標準化の対象になると思うので、5年後には「Flashプレイヤーがなくなるときがきた」というタイトルのエントリを書いているかもしれません。
HTML5の次、HTML6でどういう機能が入ることになるかという考えは、また後日まとめます。