ゆるっとIT vol.12「3年ぶりに帰ってきたIT怪談」 カンペ

昨日2022/10/27に行われた『ゆるっとIT vol.12「3年ぶりに帰ってきたIT怪談」』のカンペです。
これを見ながら話してました。

前振り

今日はほんとに怖い話をするので、資料なしでやりますね。

昔話

ちょっと昔話をしましょう
ぼくの最初の仕事はPHPでした。PHP3とPostgreSQLで英語学習サイトをつくるというものです。
当時webでプログラムを動かすというのは出たばかりで、請け負う業者がいなかった
みんなVBやってましたからね
なので大学追い出されたてで何の実績もないぼくに仕事がまわってきた。

もうちょっとして、東京の会社に声をかけられました。
で、iPhoneアプリをつくってほしいと。
これも、iphone出たばっかりで技術者がいなかった。
なので福岡のぼくに話がまわってきたわけですね。

共通するのは、新しい技術で技術者がいないので実績ないけど仕事がまわってきたことです。
若い人は年寄りがやってない新しい技術をやるって感じでしたね。

現在の話

現在の話をしましょう
iphone 14がでましたね。でもうれてません。売れてないので減産しました。
iPhoneというのは、一番最新で一番高性能なCPUがのるデバイスです。
それが売れてない。
もう速いCPU作っても売れない。ということになってます。
そうすると速いCPUがつくられなくなる。

これはハードウェアの話ですけど、ハードウェアがとまるとソフトウェアもとまります。
もうすでにとまりつつありますね。あたらしいプログラミング技術がでてない。もちろん細かいものは出てますが、ちょっとした便利機能です。
みなさんに会うの3年ぶりくらいですけど、3年前と同じ言語やフレームワーク使ってる人おおいんじゃないですか
そして、気になる技術もないということないですか
rustやpythonに興味あっても当面仕事ではつかわない感じですよね。

未来の話

それから、未来の話をしますね
プログラミング教育が義務化されました。
「プログラミングネイティブ」がどんどんでてくる
いまでも学生でプログラムコンテストやってましたーという人がたくさんいる
やつら、プログラム超くめる

怖い話

じゃあ怖い話をします。
技術がかわらなくなって、出来のよい新人がはいってくるとどうなるか
いままでは若い人は新しい技術をひっさげてきたわけです。
住み分けがあったわけですね。
cobolerのように、若者よせつけないレガシーのお守りで生きてはいけばいい
もしくは道具がかわるなら新しい道具のつかいかたおぼえればいい

でも同じ技術を高度に使う能力をひっさげてくるわけです。
技術かわらないんで勉強しなくても生きていけるんだけど、そうすると若者に圧倒的な差で窓際においやられますよ、という怖い話でした。
若い人にとっては、上がつまってるのでなかなかアピールできないということでもあります。

基礎をやりましょう。アルゴリズムやら論理、あと最近では倫理という技術も大切になってきてます。
経験をつみましょう。ちゃんと考えながら経験しておけば、能力差をまかなえます。

そうやって、怖い世界にたちむかっていきましょう