6+3+3+4で16年の教育期間は長すぎるので高専を増やすほうがいいんじゃなかろうか

いまは理系で就職しようとすると6+3+3+4で16年の教育がほぼ必須だけど、ちょっと長すぎると思うのですよね。
という話をすると「高専があるじゃない?」ってツッコミあるけど、まさに高専ふやしたほうがいいんじゃないかって思います。

いま、高校生って300万人くらいで、高専が60校弱の6万人くらいなので、2%以下ってことになりますね。特別な選択肢になっているけど、普通の選択肢になるくらい増やしたほうがいいのではと。

ここからは雑に項目だけあげていきます。

まず、AIで人間の学習は効率化するはずです。各人にあわせたマンツーマンの指導が可能になるので、いままで平均でしか決めれなかった学習過程を最適化できます。そうすると学習期間は短くてよくなるはず。効率があがったことでプラスアルファの学習というのは、過剰になりそうだし。

あと、「大学は教育機関じゃなく研究機関だ」という体面があるので、教育に全振りがやりにくいですね。「職業訓練校ではない」という批判が出たりするので、実務に合わせた内容もやりにくい。
研究者になりたいのでなければ、過剰な内容であることも多くなります。

つまり、理系で就職したいという人の需要に対して、大学では内容も期間も金額も過剰になるんではないかと。
名目と実質が違えば、板挟みになる教員も大変です。

論文とか学会の経験も大事、という話であれば、大き目の技術者カンファレンスへの登壇でもいいように思います。
ロボコンや学生フォーミュラのような、高専や大学生向けのイベントも増えていくはず。

それに、6+3+3+4でそれぞれ受験すると、就活あわせて3年ごとに4回ほど1年間くらいの受験準備が必要になってきます。各学校の最高学年って一番楽しいことができるはずなのに、それが無駄になってしまう。 いま大学準備が中学受験からで大変になってきていて、かかった経費が取り戻せるかっていうのもありますね。

高校で習う内容が前提にしにくいので大学での授業内容に高校との重複があったり、高校で受験テクニックを覚える時間の無駄があったりして、1年生から5年生にむけて一貫して勉強できる高専のほうが効率がいいので案外同じ内容を学べるようにも思います。

まあ、高専だけが解ではないけど、なんなりか教育期間の短縮って必要に思います。