あいつぐ情報誌の休刊の意味するもの

JAVA PRESS、日経バイトに続いてCマガも休刊。
最初は単に「紙媒体の衰退」ということだと思ったのですが、「紙だから」「ネットだから」という情報提供形態の違いではないような気がします。
そうではなくて、情報をいったん集めてから配布するという中央集権的な形態の意義が薄れているということじゃないかと思います。
skrbさんのmixiのコメントに、ネットで集めた2次情報をさらにまとめた3次情報になっているという気がするということを書いたのですが、要するにそれは、情報提供速度がおちてるということです。雑誌として集め始めたときにはすでにネットに広まってる。


で、結局どういうことかというと、「情報流通のナカ抜き」ということです。
今までは雑誌にしてもネットの情報サイトにしても、情報が集まってるところにみんながアクセスするという感じで雑誌や情報サイトが「情報卸市場」みたいになっていたのですが、ブログとRSSのおかげで「情報生産者」から「情報消費者」がダイレクトにつながるようになって、「情報流通業者」という役割の必要性が落ちてるということです。


そんな中で「情報流通業者」がやらないといけないことのひとつとして考えられるのは、物流業者がナカ抜き対策としてやってきたような、「ソリューション」の提供じゃないかと思います。
集めた情報を加工してそのまま提供するのではなくて、ある目的を想定してその解決策を提供するということです。