で、この作業するときに気づくのは、よく作りこまれた本は、かわいいということです。
たとえばこの、チャイティンのメタマスという本、真っ赤な表紙なのもかわいいんですが、表紙カバーをはずすとまた、すごくかわいいのです。
ワッフル地の紙で、カバーとはうってかわって、おとなしく「META MATH!」の文字。
これ、裁断するためにカバーをはずさないと気づきませんでした。
で、さらにこの表紙をカッターでとりはずすのですが、そのときにも本を作るときのこだわりのようなものが垣間見えたりします。
いい本は、のりづけも丁寧です。
あと、こういったハードカバーの本は、丸みのついた装丁になっていたり、手間もかかってます。
そしてやはり紙。
いい紙はいいです。
スキャンもしやすい。
紙の本を捨てるための作業によって、紙の本のまま読んだときには気づかなかった紙の本のよさに気づくというのは、おもしろいことです。