データ永続化に関する考え方が激変するかもしれない

いま、データの永続化がHDDからSSDに変わろうとしています。
そして、SSDも小型化、大容量化が進みます。
HDDとSSDは特性がまったく違うので、プログラムからの扱いも変わります。
OSの考え方も変わって、永続データを管理するためのファイルシステムというものも必要なくなるかもしれません。実際に、携帯のような非PCデバイスでは、ファイルシステムのようにみせかけた別のものを使ってるようにも思います。
「データベース」という永続化専門のプロセスも不要になって、ちょっとしたメモリ確保時の指定だけでデータが永続化できるようになるのかもしれません。


で、実はそれどころじゃなくなるかもしれないと気づきました。
きっかけはこの記事。こういう分野くわしくないのですが、データ永続化できる素子があるようです。
HPが「memristor」で新発見 CPUとメモリを一体化可能に - ITmedia エンタープライズ


そして、この記述。

電気の供給がなくても記憶した情報を失わず、現行のメモリ技術と比べ記録密度が高く、高速で、消費電力が少ないという。

今のメモリより高速で、電源を切っても永続化されるなら、すべてのメモリが永続化される可能性があるということです。
つまり、永続化は特別なことではなく、永続化されないことが特別になるかもしれません。
そうなったとき、OSでのメモリ管理のレベルから考え方が変わっていくと思います。


どんな世界になるのかはわからないけど、楽しみです。