技術者が哲学を勉強する意味

Twitterにも次のように書いたのだけど、あらためて。

理系の人は、専門で必要ないとか言わずにちゃんと哲学とか倫理学とかやっておくほうがいいと思う。その専門の技術者としては不要かもしれないけど、技術者として生きるにはあったほうがいい。んで、技術者として生きつつ技術者ではない時間のほうが長いわけだから。
http://twitter.com/#!/kis/status/94022172787490816

技術者としてやっていくときに、結局、自分の追っている技術が使われなくなったりだとか、あきらかに技術的に優位な方法が採用されなかったりとか、メシを食うための仕事を取りにいったりだとか、技術力ではどうにもならないようなことに対処する必要もでてくる。
そこで「技術力を高める」という勉強しかしてないと、「もっと技術力があればいいのだ」と技術に幻想をもちすぎてドツボにはまったり。
そのとき、論理的な考え方を勉強しても答えは出ない。こういうときは哲学など勉強したらいいんじゃないか。