Seasarの組織の問題

SeasarにはSeasarファウンデーションと、Seasarプロジェクトと、あとはそれぞれのプロダクトと、3つの意味があるのは知ってたんだけど、それぞれの役割が、とくにSeasarプロジェクトについて誤解してたようだ。


ぼくは、Seasarプロジェクトというのは、プロダクトの管理をするコミッター組織とSeasarプロジェクトの運営をする組織があって、その運営の組織はファウンデーションがやってると思ってた。
だから、ファウンデーションSeasar Conとかやってるのだろうと。
id:masataka_k:20080513の「ファウンデーションはプロジェクトに介入しない」っていうのも、「ファウンデーションはプロダクトに介入しない」であると思ってた。
なので、ファウンデーション理事であるid:m-hashimotoが旗振りでサイトの更新の話をやってて、なんの疑問もなかったわけです。


そこで、id:m-hashimoto:20090205:1233799201でのid:koichikさんからの指摘。
ファウンデーションはプロジェクトを運営してるわけじゃなかった!
まあ、id:koichikさんの指摘ももっともな話で、たとえファウンデーションがプロジェクトを運営してたとしても、ちょっと筋が通ってない感じはある。
そこらへんはもっと意識しないと。 > id:m-hashimoto


ただ、それを抜きにしても、ちょっと組織として問題があるんじゃないかなあと思うところがあった。
というのは、例えば今回のようなサイトの運営のような部分は誰がやるのか、という話。
今のSeasarプロジェクトの組織というのは、こうなってるようだ。
Project - SeasarWiki
ちなみに、トップページからここにたどりつくのは、結構むずかしい。
ここで、上の組織として挙げられているのは、プロダクトを管理するための組織であって、Seasarプロジェクトの運営をする組織というのは、今はちょっと違うんじゃないかと思う。


サーバーの運用に関しては、ちゃんとサーバーチームというのがあるけど、運営とはちょっと違うようだし。
Seasarサーバチーム
たとえば「seasar.orgのドメインの有効期限がきましたよ、更新しますか?」みたいなことをサーバーチームが誰かに問い合わせるとして、問合せ先はチーフコミッターのひがさんだろうか?コミッタMLで議論することなんだろうか?
まあ、そのどっちかでいいとは思うんだけど、そういうのが不明確になっている気がする。


ここで、コミッタには開発に専念してもらって、雑用はファウンデーションというのがいいんではないかと思ってて、そういう分業をするという点では、ファウンデーションがプロジェクトに介入しないというのはもったいない。
コミッタがプロダクトを開発し、ファウンデーションがそれを支え、その2者が出会う場がSeasarプロジェクト、というのが形としてはきれいじゃないのかな。
そういうのも含めて、当時とは状況がかわってる部分もあると思うし、Seasarプロジェクトの組織を一回見直してみたほうがよさそう。


あと、ミーティングのフローはちゃんとしないといけないと思う。
MLでの議論とミーティングとを噛み合わせるとなると、ミーティングではここまでの議論のまとめで始まってその続きとして議論をして、終わったら議事録をMLに流す、と。議事録は、MLで議論が続けれるもので。