プログラム作業中に困ったときに検索してひっかかった英語の技術文書を読む程度だと、辞書をひくことなく英語が読めるのだけど、技術解説になるとちょっとつらいし、ブログにのってる意見になると知らない単語が増え、ニュースになると知らない単語の頻度があがって、そして問題は、技術とは関係ない普通の文章になると知らない単語だらけ、っていう感じの単語力なので、これはどうにかしないとなーと思ってたのでした。
で、この2月のエントリで
「読解にある程度困らない語彙数というのは、8000語程度」
「とにかく、8000語程度は何も考えずに覚えてしまったほうがいい」
とあったので、時間ができたらやろうと思ってたのだけど、やっと時間ができる可能性がでてきたので、紹介されてたアルクのSVLというのを基準にした単語の本を探して買ってみた。
時間のない人のための、本気の英語学習法 - アスペ日記
Amazonで探すと、頻出12000単語が3000語ずつ4冊にわかれた本があって、おとななのでそれをまとめて買ってみた。
そしたら、結構おもしろくて、1週間続いてる。あとは適当にさぼりつつずっと続けれればいいかなと。
で、なにが面白いかというと、英単語学習というのは、ものすごく手軽にそして明確に「新しい知識」が得られるということ。たとえば「beckon」という知らない単語があったとして、これを知らないというのは明確にわかるし、そして必然的に、これを覚えればそれは新しい知識が増えるということになる。しかも、この単語ひとつだけをそのときだけ覚えることは、学習の中ではもっとも低コストで、つまり、新しい知識を得た満足感をもっともリーズナブルに得ることができる。
もちろん英単語学習の問題点は、量が多い必要があることと、記憶が持続する必要があることなので、ちゃんとした効果をえるのは大変だけど。
最初の3000語の「Vol.1」くらいだと、知らない単語はほとんどないんだけど、それでも活用形は忘れてたりするのと、あと例えば「sing my baby a song.」のsingの語形みたいに、単語は知っていてもSVOOとかの語形を知らなかったりするのはあるので、おさらいにいい感じ。
それでも最後のほうになるとちらほらと知らない単語が出てきたりする。
- 作者: アルク英語出版編集部,阿川イチロヲ,小石裕子
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日本人の単語力は3000語くらいという話もあるので、多くの人にとって6000語レベルの「Vol.2」が一番効果が高いんじゃなかろうか。
最初の方は、知ってるけど記憶があいまいとか、何回か調べたことあるけどそのたびに忘れてるとか、そういうのが多い。後半になると知らない単語が増えてくる。ぼくの単語力はだいたい4000語くらいなのかなーという感じ。
いま、これを、毎日12ページ読みつつ、次の日は4ページ進めたところから12ページという具合に進めてる。つまり、今日P.70からP.81まで12ページをやったので、明日は4ページ進めたところからのP.74からP.85まで12ページ。前日の中間部からはじめて、同じところを3日読む感じ。
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「Vol.3」になると、たまに知ってる単語が出てくる感じ。あとは、技術系の文脈ではよく出るかなというのを知ってるという程度。queryとかpeekとか。そういう用語の汎用の意味というのは知らなかったり。
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で、「Vol.4」になると、知った単語はなかなか出てこない。ここまで知らない単語ばかりだとすがすがしい。weldとかalloyとかの製品名になってるやつとか、知ってるけどほんとの意味は知らなかったりするのがかろうじてある程度。で、知らない単語というのも「conjure(魔法をかける)」とか「prodigy(神童)」とか、使う機会は少なそうだなーというのが多い。あと、twitterをサービス名ではなく「ぺちゃぺちゃしゃべる」という意味で使うことはこの先なさそうだ。
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あとは、音声のダウンロード販売をしてるということなんだけど、音声を聞くのまでを毎日やろうとすると、時間かかりすぎて継続する自信がないので、今回は読んで覚えるだけにしてる。
まあ、一度ひととおりやれればなーと思いつつ気長にがんばるとする。