ChatGPTがGoogle検索を使いものにならなくする未来

いろいろ仕組み的にChatGPTというのはGoogle検索の代替以上の働きをするなぁと思っていたのだけど、それとは別にChatGPTによって検索が使い物にならなく未来が考えられるなぁと思った。

ChatGPTが検索よりもいいのは、そのものズバリな文書がなくても、その周辺から学んだ単語の関係をもとに、答えを構築してくれることです。
たとえば検索の場合は、日本語で書かれた文書が用意されていなければ、たとえ英語や中国語の文書があったとしても日本語での検索には引っかかりません。
けど、ChatGPTの場合は、英語や中国語の文書から学んだ単語の関係や、ほかの文書から学んだ英語と日本語の関係、日本語での単語の関係などから、日本語の回答を生成してくれます。

たとえばGluonという会社について日本語で説明してる記事はおそらくないと思うのですが、ちゃんと日本語で説明してくれます。本社はベルギーですが。。。

ほかにも、わざわざブログに書くまでもないというようなスキマ情報のようなものはいくつかのブログを渡りあるいて組み合わせて結論を出すことになったりするけど、ChatGPTは自動的に組み合わせて答えを返してくれます。

そうするとなかなか検索はつらいだろうし、そこに広告はさむのも難しくなっていくかもなぁと思っていたんだけど、そもそも検索対象がChatGPTによって無限に汚されていくと、検索という行為そのものが難しくなっていくのかもなぁと思いました。
ChatGPTとWordかなんかを組み合わせて無限にブログつくるやりかたを説明する人が出てきてますね。そうやって生成されたブログがネットを埋めていくわけです。

そんで、検索した結果でてくるのがChatGPTで生成された文章なんであれば、最初からChatGPTに問い合わせればよく。 残るのは検索スキルが高くお金を落としにくい、エンジニアのような人だけになったり。
Googleは検索から売上の57%くらいを得ているので、結構つらいということに。なので、Code Redとか出してるわけですけど。

もちろん、Gluonの例もあるように、ChatGPTが生成する文章はそもそもこんな感じではあるのですが。
nowokay.hatenablog.com

まあ、ChatGPT自体は利用料が$42とか割と高くなりそうなので、そのまま使われることはない気がするけど、オープンソースでChatGPTを作ろうというプロジェクトがあったり、似たようなものは出てくるだろうし、機能限定すればデータやコンピュータリソースもそこまでかからないかもしれないし、ちょっとこの流れは止まらんのだろうなという気がする。

フィルタでうまいこと管理できないかというのも、こういったAIは、AI自身がそれっぽいと思うものを生成しているので、単純には難しいのかもしれない。
こういうAI生成文書検出ツールで検出できるものなんだろうか?

そしてChatGPTもネットから学習データをとってくる以上は、学習データがChatGPT自身に汚染されていくのであった・・・

やっぱ、ホームページをカテゴリごとに登録できるようサイトを作って審査して載せることで、ゴミのような自動生成ブログを回避してインターネットの入り口すると儲かるのかもしれない。
やまびこみたいに返事が返ってくることを願って、「やっほー」みたいな感じの名前にするといいかな。