やっぱMR.BIGはすごいね

ということで、短かったXブームも去ったわけですが。
やっぱXはYOSHIKIがもっとドラムうまければ長く人気を保てたと思うんだよねー。ドラムについてダメ出しされるのがイヤでTAIJIをやめさせてしまうということもなかったと思うし。
バンドは最初は話題性とかプロモーションで売れても、10年以上一線で続けるには結局音楽的な実力が必要になると思う。
X Japanって、HIDEがあのタイミングで死んでなければ、TM Networkが「小室哲也が昔やってたバンド」といわれるのと同程度の扱いになってたと思うし。


ドラムは見ただけでうまいへたが一番わかる楽器で、うまい人はスティックがぐにょぐにょしてる。それというのも、スティックが下向きに動いてるときは腕は上に動いてるし、スティックが上向きに動いてるときは腕は下向きに動いてるからだ。ヘタな人はスティックがまっすぐ動いてる。YOSHIKIのドラムはスティックがまっすぐ動いてる。
トイレで手を洗ったあと水を切るために手をぷらぷらさせる動きを考えてみればわかると思う。水を切るときにはなるべく速く手を動かしたいわけで、自然とぐにゃぐにゃした動きになる。手首を固定して腕を振っても、手を洗ったあとの水が切れる気はしないと思う。
ドラムを叩くときは基本的に、水を切るための手の動きをスティックを持った状態でやっているわけだ。そうすることで、スティックの先が速く動くようになる。手首を固定してたら速く動かないので、ムリして速く動かそうとすると首とか腰とか肘とかを痛めることになる。それに、力いっぱいやらないと速く動かせないんだから、強弱もつけれないし。


手首のぐにょぐにょ感は、これなんか見ればわかりやすいんじゃなかろうか。ドラムというのが音楽ができる楽器だとわかる。


ベースもすごいし。TAIJIのベースがすごいと言ってもそれは「Xなのにすごい」でしかない。
つうか、この人たち、すごいことしても、遊んでるようにしか見えない。


MR.BIGは4人がバランスよくうまいので好きだ。二人羽織すごい。
D


ポールギルバートよりもリッチーコッツェンのほうがうまいと思うんだけど、なんか聞いててつかれる気がするので、ポールギルバートのほうが好きだなー。