ソニーの電子書籍端末2代目SONY Reader PRS-T1を買った

SONY Readerの新しいのが出てたので買った。

いいところ

軽くなった。

前のPRS-650も結構軽いといわれていたのだけど、それよりも軽くなってます。

動作も軽くなった

今回は、これが目的。いままでは、本を開いたり、ホーム画面に戻ったりが許容できないほど時間かかってたのだけど、かなり改善してます。これ、ソフトウェア的な工夫が大きいんじゃないかな。

ピンチできるようになった

2本指で拡大縮小できるようになりました。そしてそのままスクロールできます。変則的なレイアウトの本を読むときとか、便利です。
動作速度にあまり期待してなかったのだけど、結構ちゃんと指についてきて拡大されます。

画面がきれいになった

タッチパネルが、静電式から光学式にかわったせいか、画面がくっきりしました。
PRS-650のときもパネルは同じのはずなんだけど、ちょっと薄暗くなってたのが、Kindleと同様な表示になりました。

戻るボタンがついた

PRS-650では拡大ボタンだったところが、戻るボタンになりました。
いままで、メニューとかを閉じるのに、画面上部の閉じるボタンを押す必要があったのだけど、それがなくなったので操作の負担が減りました。

横向き設定を本ごとに覚えてくれる

地味にありがたい。でも、横向きの方向は指定できなくなりました。いままでと逆向きが標準になったので、個人的にはかなり困ります。
この向きだと、ページ切り替えボタンが上にいってしまうので使いにくいのだけど。

パソコンにUSBでつないで充電するときも操作できる

いままで、パソコンにUSBでつなぐと操作ができなくなってて、結構不便だったのだけど、データのやりとりがない場合はパソコンからデータ操作ができない代わりに本体操作ができるようになった。パソコンで充電しながら本が読めます。

端末が2台になった!

いままで持ってたPRS-650とあわせて、電子書籍端末が2台になりました!
これで、一台はカバン、一台はトイレに常備とかできるようになるので、結構いいかも。電子書籍のいいところは、複数の端末に同じ本が入れれることです。だいたい同時に2冊読んだりしてるので、これはいいかもしれない。

わるいところ

スタイラスが収納できなくなった

これ、かなりマイナスです。指で操作しやすくなったとはいえ、文章選択を指ではできないので、結果、本がよみにくくなってます。本にハイライトをつけたりしないなら問題なし。

マーカーが使い物にならない

いままでみたいに、メニューからノートの編集選んでマーカーボタンを押して選択してという操作じゃなく、単語をしばらく押しておくとメニューが出るので、操作が減ってます。選択幅を変えれるようになったので、あとで範囲を決める感じです。できればダブルタップで同じ操作ができればなーと思ったけど、指前提の設計なんだろう。
それはいい。
ところが、同時に画面下部に辞書が出て、画面下部のテキストを選択していた場合、選択部分を隠してしまいます。そうすると、選択範囲を変更するどころか、実際にどこが選択されたのかもわからなくなります。
何かんがえてんの?

英和辞書が使いにくい

英和辞書も、本文中の単語をタップするときに出てきます。
ただ、自炊でOCRを通したPDFだと、なかなか単語の区切りがちゃんとなっておらず、かなり長い文が選択されるので、あとで自分で編集することになります。このとき、今まではドラッグして範囲選択ができてたので、一括で不要部分を消せたのですが、範囲選択ができなくなっています。いちいち削除ボタンをクリックする必要があって、かなり不快。
これだけならまだいいんですが、辞書検索履歴がメニューからなくなってしまったので、検索履歴を見るのが面倒です。
これがまた、辞書の単語詳細画面じゃないと検索履歴ボタンがないので、検索履歴を見るために、わざわざ何か単語を検索して、単語画面をみないといけないのです。しかも、辞書検索を単独で立ち上げることはできなくて、文中の単語を選択したときにはじめて辞書が表示されるので、その単語をまた不快な操作で辞書に出る単語になるまで編集して、はじめて単語候補が表示されて、その単語を選んで単語詳細を表示したらやっと検索履歴が表示されるわけです。


これまた、何かんがえてんの?です。こんなUI作ってては、Appleにかなうわけがないと思いました。


あと、辞書は横向きに表示できないみたい。
英語の本は、PRS-650のほうで読むことにします。

細かいこと

WiFiがついた

ほんとは大きいんだろうけど、使わないので、細かいことに。
ブラウザも、結構ちゃんと表示されます。あと、書籍の単語選択からWikipediaに飛べるようになった。
ただし、ブラウザでは単語選択とか辞書とか使えません。残念。

データは互換、かな。

手書きメモのデータは、ファイルをそのままもってくれば表示されました。

ジップロック非対応

ジップロックに入れるとタッチが反応してくれません。ただ、スタイラスが収納できなくなって、お風呂でむきだしで操作するのもはばかられます。お風呂では使いにくい。
ただ、ジップロックに入れた場合に、前はうっかりメニューを開いたときにタッチでしか閉じれなかったので、そこで試合終了だったのですが、戻るボタンがついたので、うっかりメニューを開いても大丈夫です。
あと、ページめくりはボタンで大丈夫。

メニューが変わった

メニューが今までのようなポップアップではなく、下にボタンが並ぶような感じになりました。わかりやすくいうとAndroidのメニューです。そして具体的に言ってもAndroidのメニューです。
PRS-650のときは、OSがAndroidであることに気づかない作り*1だったのですが、RPS-T1のメニューはAndroidであることを実感させてくれます。

まとめ

結構よくなってるとは思うのだけど、自分が使う機能の部分で致命的な劣化があるので、微妙です。
マーカーひいたり辞書ひいたりしないなら、結構いいんだと思います。
でも2台になったのでトイレとカバンに常備とかできます。

*1:650はAndroidじゃなかったみたい